本堂の彫刻欄間が完成しました

令和7年(2025年)7月26日、本堂の正面と左右に彫刻欄間らんまを取り付けました。

欄間には、鳳凰・龍・四君子が彫られています。それぞれの伝統的な意味とともに、取り付け作業や完成した本堂の様子をご紹介します。

制作者:梁端玉

龍りゅう ― 仏の教えを守る存在

正面の彫刻欄間
正面の彫刻欄間
龍の意味を詳しく読む

龍は、仏教では仏の教えを守る存在として大切にされてきました。また、水や雨をつかさどるともいわれ、命を育む恵みと結び付けられています。

正面の欄間には、力強い龍の姿が彫られています。表情や鱗、流れるような体の動きなど、木彫りの細やかな表現をご覧ください。

鳳凰ほうおう ― 平和と調和を象徴する鳥

右の彫刻欄間
右の彫刻欄間
左の彫刻欄間
左の彫刻欄間
鳳凰の意味を詳しく読む

鳳凰は、古くから平和な世の訪れを告げる、めでたい鳥とされてきました。優美な姿は、穏やかで調和のとれた世界を象徴しています。

羽や尾の流れなど、木に刻まれた繊細な表現にも目を向けてご覧ください。

彫刻欄間の取り付け

本堂で足場を組み、彫刻欄間を取り付ける作業の様子
彫刻欄間の取り付け作業の様子

欄間全体を彩る四君子しくんし

すべての彫刻欄間を取り付けた本堂
すべての彫刻欄間を取り付けた本堂
四君子の意味を詳しく読む

四君子とは、蘭・竹・菊・梅の四つの植物を指します。四季になぞらえると、春は蘭、夏は竹、秋は菊、冬は梅に当たります。それぞれの姿が、清らかな心や高い品格を備えた「君子」になぞらえられてきました。

  • 蘭らん(春) ― 人知れず香る、奥ゆかしい美しさ。
  • 竹たけ(夏) ― まっすぐに伸び、しなやかに生きる姿。
  • 菊きく(秋) ― 晩秋の寒さにも負けず咲く気高さ。
  • 梅うめ(冬) ― 寒さに耐えて花を咲かせる強さ。

四季の草木を通して、困難の中でも自分を見失わず、心豊かに生きる姿を感じることができます。龍や鳳凰とともに、欄間全体に刻まれた草木にも目を向けてご覧ください。