本堂正面を飾る聯額

令和4年(2022年)11月2日、本堂正面左右に聯れん額を取り付けました。

この聯れん額は、令和元年(2019年)に正法寺の長男・蝦名憲俊が曹洞宗大本山永平寺にて首座を務めた際に、慈航玄徳禅師 永平七十九世 絶学諦法大和尚より揮毫きごうしていただいたものです。

本堂正面左右に取り付けた聯額
本堂正面左右に取り付けた聯れん額
両方を合わせた意味を読む

月を釣り、雲を耕すような清らかな境地で修行を重ね、牛を飼いならすように自らの心を調えながら、奥深い仏道の真意を究めていく。そして、この場所で実を結んだ良き仏縁を大切にし、志を奮い立たせ、古来の仏祖が伝えてきた悟りの心を深く学ぶ。

曹洞宗のお寺の本堂に掲げられていることを踏まえると、日々の修行を通じて自らの心を調え、良き仏縁を大切にしながら仏祖の教えを体得していく、という趣旨で読むことができます。

右の聯れん ― 修行と悟り

本堂正面右側の聯額
本堂正面右側の聯れん額
聯れんの言葉と意味を詳しく読む

釣月耕雲功徳林
牧牛領旨法門深

読み下し(参考)

月を釣り、雲を耕す功徳の林。牛を牧して旨を領する法門は深し。

現代語訳

月を釣り、雲を耕すような清らかな境地で修行に励み、功徳を積む。牛を飼いならすように自らの心を調え、仏の教えの真意を理解していく。その仏道の教えは実に奥深い。

言葉の意味

  • 釣月耕雲:自然とともに修行する姿を思わせる詩的表現。
  • 功徳林:功徳を林にたとえた言葉。
  • 牧牛:心を調える修行のたとえ。
  • 領旨:教えの真意を理解すること。

左の聯れん ― 仏縁と志

本堂正面左側の聯額
本堂正面左側の聯れん額
聯れんの言葉と意味を詳しく読む

良縁此熟吉祥客
励志宜参古佛心

読み下し(参考)

良縁ここに熟して吉祥の客、志を励まし、宜しく古仏の心に参ずべし。

現代語訳

良い仏縁がここに実を結び、めでたい縁に恵まれた人々が集う。その縁を大切にし、志を奮い立たせ、古来の仏祖が伝えてきた悟りの心を深く学びなさい。

言葉の意味

  • 良縁:仏道や人々との良い縁。
  • 吉祥客:めでたい縁を持つ客人。
  • 励志:志を奮い立たせること。
  • 古佛心:仏祖が伝えてきた悟りの心。